お茶の歴史

日本人にとって非常に馴染み深いお茶。その歴史を紐解くと、お茶が初めて日本に伝来したのは平安時代と言われています。
中国の技術や文化を学ぶために派遣された遣唐使によって日本にもたらされたお茶は、鎌倉時代には日本の様々な地域で作られるようになりました。そして、江戸時代に現在も飲まれているお茶の作り方が完成したそうです。

お茶を飲む三人の女性
お茶の入った瓶

また、安土桃山時代には、日本と貿易をしていたオランダに日本茶が紹介されたり、江戸時代には中国からお茶がイギリスへ送られたりと、1600年前後から世界各地にお茶が流通し始め、それぞれの土地で独自の発展を遂げていき、様々なお茶が生まれるに至ったのです。JM Ocean Avenueでは、そんな世界各地で愛飲されている多種多様なお茶を取り揃えています。

お茶と健康

諸説あるのですが、
中国でお茶の木が初めて発見されたと言われているのが、なんと紀元前2700年頃。その当時のお茶は、今のように飲んでいたのではなく、「薬」として葉っぱを食べていたと言われています。太古の昔から、お茶は人間にとって、とても心強い存在だったんですね。

科学技術が発達した現代では、お茶には健康促進、病気予防、ダイエットなど、身体にいい効能があるということは当たり前の事実になりました。食事のお供としてはもちろん、そういった様々な効果を期待してお茶を口にする方も多いのではないでしょうか。

「身体にいい効能」とはいえ、実際にどんな効能があるのか知らないところも多いはず。はたしてお茶にはどんな効能があるのか、ここからは種類別に説明していこうと思います。

一般的なお茶

緑茶

緑茶

緑茶の成分で有名なのは、ポリフェノールの一種でもあるカテキンです。 カテキンには、インフルエンザやサルモネラといった有害な菌に対しての殺菌能力や、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす中性脂肪の値をさげるだけでなく、 最近はガンの予防や、転移を防ぐ作用もあるという発表もされています。

烏龍茶

烏龍茶

緑茶、烏龍茶、紅茶は同じ葉からできているため、効能が近しい部分も多いです。 その中でも、生葉を発酵させることで生まれた烏龍茶には、烏龍茶ポリフェノールという成分があり、中性脂肪の吸収をより抑えることができます。 また、温かい烏龍茶で口をゆすぐと、虫歯や歯周病予防にも効果があると言われています。

紅茶

紅茶

日本でお茶といえば緑茶ですが、欧米の場合は紅茶を意味します。 生葉を烏龍茶よりもさらに発酵させたものが紅茶なのですが、殺菌効果や生活習慣病の予防をはじめ、 活性酸素を取り除くテアフラビンや、紅茶フラボノイドによる身体や肌の老化を防いでくれるアンチエイジング効果などもあると言われています。

麦茶

麦茶

毎年夏にお世話になる人も多い麦茶。ミネラルを多く含んでいることもあり、 熱中症予防や夏バテ防止といった効能は、暑い季節にピッタリです。 また、どのお茶にもだいたいカフェインが含まれているのですが、麦茶はカフェインがゼロ。赤ちゃんや妊娠中の方が安心して飲めるお茶でもあります。

ほうじ茶

ほうじ茶

ほうじ茶も緑茶の一種。煎茶や番茶を焦げるぐらいまで強火で焙じて(ほうじて)いることからそう呼ばれるようになりました。 焙じているため、緑茶よりも効能が少し弱くなるところもあるのですが、ゼロではないものの、カフェインが比較的少なめなのが嬉しいところ。 ビタミンCが豊富で、美容にもいいと言われています。

ジャスミン茶

ジャスミン茶

美容の強い味方になってくれるのがジャスミン茶でしょう。ビタミンC、ビタミンE、ミネラルといった美肌効果のある成分が多く、 ダイエット効果はもちろん、口臭・体臭の予防や胃腸を整える効果、さらには女性のホルモンバランスも調整してくれるので、 PMSや更年期障害でお悩みの方にもおすすめです。

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変わり種茶(健康茶)

マテ茶

マテ茶

ブラジルやアルゼンチンといった南米地域が原産のマテ茶は、「コーヒー」「お茶」と並ぶ、世界3大ディーのひとつと言われています。マテ茶は、カルシウムや亜鉛などのミネラル類が豊富なことから、別名「飲むサラダ」とも呼ばれていて、野菜を栽培しにくい地域では栄養補給飲料としても親しまれています。

プーアル茶

中国茶のひとつでもあるプーアル茶。日本に伝わったのは約400年前と歴史も長く、馴染みのある人も多いでしょう。効能としては、脂肪の燃焼はもちろん、吸収をブロックしてくれるダイエット効果や、利尿作用もあるので、水太りやむくみでお困りの方にとって強い味方になってくれる飲み物でもあります。

どくだみ茶

十の薬効があるということから「十薬」とも呼ばれているどくだみ茶。身体に溜まった毒素を出すものとして、古くから民間薬としても親しまれてきました。にきびや肌荒れなどに効くデトックス効果はもちろん、皮膚の再生を促す作用もあり、アトピー性皮膚炎にも非常に有効な飲み物ともされています。

ごぼう

ごぼうというと食材のイメージがありますが、海外ではハーブの一種として認識されています。アンチエイジングやダイエット効果があるところから注目を浴びましたが、母乳の出がよくなったり、乳腺炎を予防することができたりと、産後〜授乳育児をしている方におすすめの飲み物でもあります。

すぎな茶

すぎなは道端に生えている雑草でありながらも、「ミネラルの宝庫」と呼ばれているぐらい、実は栄養素のあるものです。こちらもデトックスやアンチエイジング効果がありますが、結石に効果があることで有名です。また、近年は、花粉症に効果があるかもしれないということで研究もされています。

減肥茶

減肥茶

その名の通り、脂肪の燃焼や肥満の防止をサポートしてくることでおなじみの減肥茶。ここまで紹介してきたお茶と違い、減肥茶は様々な茶葉を混ぜ合わせたもの。製造元によって素材が異なっているのですが、烏龍茶・プーアル茶・ルイボスティー・ギムネマ茶・杜仲茶・ドクダミ茶などをブレンドしたものが一般的です。

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ほっと一息つきたいときに
「身体にいいもの」とはいえ、ほどほどに

「お茶は百薬の長」といっても過言ではないほど、私たちの身体の健康をサポートしてくれる存在です。しかし、お茶にはカフェインなど、大量に摂取するとあまりよくない成分も含まれていて、副作用が出る可能性もあります。健康にいいからといって無理をしすぎて、身体を壊してしまっては元も子もありません。飲みすぎには充分に注意してください。 また、健康だけでなく、お茶には心を落ち着かせる「癒し効果」も大いにあります。
年の瀬に向けてここから忙しくなり始める時期。慌ただしいときほど無理をせず、心にゆとりを持ちたいもの。そんなリラックスタイムを、ぜひお気に入りの一杯とお過ごしください。

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