まだまだ寒さの厳しい毎日が続いていますが、季節はまもなく春。4月から新しい生活をスタートさせる方、もしくはあなたの周りにそういった方がいらっしゃるのではないでしょうか。新生活を始めるための必需品や、新しいスタートを切る方にエールとして贈ることができるようなアイテムを多数揃えていますので、ぜひご活用ください。
しかし実際のところ、特に何かを新しく始める予定がないという方のほうが多いのではないでしょうか。今はおとそ気分もようやく落ち着き、どこか単調な生活になってしまいがちな時期でもあります。 春は始まりの季節。ちょっとしたマンネリ感を打破して気分を一新するためにも、家具やインテリアを変えてみるのはいかがでしょうか。
家具やインテリア用品を買うにあたって、デザインやサイズ感、あとは機能性などに気をつける方は多いと思います。しかし、この場所に収まるものにしなければいけないということに意識が行きすぎて、買ってみたのはいいものの、なんだか部屋にまとまりがなく、ちぐはぐな印象になってしまったという経験はないでしょうか。
そんなときに意識したいのが「色味の黄金比率」です。 これは部屋の空間面積を100%として、壁紙や天井の色といった部屋のベースカラー(基調色)を70%、ソファーやカーテンといった面積の多くを占める家具の色味(協調色)を25%、それらに対してアクセントになる色(強調色)を5%の割合にしつつ、それぞれを相性のよい色にすると綺麗にまとまるというもの。この黄金比は洋服のコーディネイトにも応用できるので便利ですよ。
赤色は人間の食欲を刺激することで有名ですよね。また会話が弾みやすくなる色でもあるので、リビングやダイニングに取り入れると効果的です。ただし、強い興奮作用があるので寝室や作業部屋といった場所にはあまり向いていないので注意が必要です。
黄色には軽快なイメージがあり、明るい気分を演出してくれます。たとえば、日当たりがあまりよくない物件は、どうしても部屋の中が暗くなってしまいますよね。その際にはぜひ黄色を取り入れてください。湿気の多いキッチンにもオススメの色です。
橙色は赤色と黄色の中間色。それもあって、その2色のいいとこ取りをしているところもあります。とはいえ不向きな点も同様なので要注意。また、橙色を暗くすると茶色に、淡くするとベージュになるため、使い勝手の良い色といえるかもしれません。
青色を代表とする寒色系は清潔感があったり、鎮静作用が強い色味。心が落ちつくという点から、寝室にとても向いている色と言えるでしょう。しかし、光の加減によっては暗い印象を与えてしまうので、日当たりの悪い部屋は避けたほうが無難かと。
リラックス効果や安心感を与えることで有名な緑色は、寝室や書斎などにオススメ。寒色の青色と暖色の黄色の中間色でもあることから、どの色とも相性が良いです。しかし、濃い緑色は鎮静作用が強く、心が沈みすぎしてしまう場合もあるのでご注意を。
黒色は重厚感やラグジュアリーな雰囲気を演出することができるので、スタイリッシュな部屋づくりには最適です。しかし、ベースカラーが白の場合、コントラストが強くなりすぎて疲れてしまったり、落ち着かない空間になるので気をつけたいところ。
例外もありますが、賃貸物件のほとんどは壁紙が白色で、張り替えるのもなかなか難しかったりします。その場合、ダイニングテーブルやソファーといった面積の広い家具、もしくは大きめのラグを敷いて、部屋の協調色を変えるのがオススメです。
25%の協調色を変えるのは大変!という方は、5%の強調色を変えてみるだけで大きな変化を得られます。クッションやサイズの小さめな棚などは価格帯的にも手に取りやすいですし、間接照明などで灯りの色を変えるだけで気分も変わります。
人間は人生の3分の1を睡眠に費やすとも言われています。それだけ長い時間を過ごすことになる寝具にはこだわりたいところ。自分の身体や部屋の雰囲気にあったベッドや布団を選びつつ、カバーをリラックスできる色にするのがオススメです。
家や部屋は、その人にとって過ごしていて気持ちの良い空間にすることが大切だと言われています。「どうせ仕事から帰ってきたら寝るだけだから……」「子供の成長にあわせたものじゃないと……」と、いろんなことを考えてしまいますが、生活空間を整えることで、その仕事のパフォーマンスをよくすることができたり、大切なお子様がより健やかに育ちやすい環境を作ることができます。
また、インテリアの色を少し変えるだけで気分をリフレッシュすることができるのであれば、ちょっとした「新生活」は、今すぐにでも簡単に始めることができますよね。毎日の生活に潤いや彩りを与えるために、気持ちのよい人生を過ごしていくために、何かを始めてみるというのもひとつの手ですが、まずはあなたが過ごす場所を少し変えてみるというのはいかがでしょうか。