今日1日頑張った自分を癒してくれる、晩酌の時間。「お酒は百薬の長」と言われているように、ほどよく嗜むことで、食欲の増進やストレスの緩和を促してくれます。乾いた喉に、疲れた身体に染み渡っていく瞬間がたまらないですね。
家ではお酒を飲まないという方もいらっしゃるかと思いますが、1日の中でも貴重なリラックス時間だからこそ、晩酌にはこだわりたいという方も多いでしょう。ここでは今まで以上に晩酌を楽しめる様々な情報をお届けしていきます。
「俺の酒が飲めんのか!?」と上司が部下に詰め寄るシーンは、最近でこそ少なくなりましたが、晩酌のいいところとして、周りを気にすることなく、自分のペースでお酒を楽しめるというところは非常に大きなメリットではないでしょうか。
また、近年は「服装やメイクを気にしなくてもいいから」という理由で、家に帰ったらひとりで晩酌をされる女性の方も増えてきているようですよ。自分の好きなことをしながら、好きなお酒を飲みたいという方はやはり多いようです。
周りに気を遣わずにひとりで楽しむのも素敵ですが、気心の知れた人とのお酒の時間も楽しいですよね。夫婦や家族と一緒に晩酌をすると、コミュニケーションを円滑に取ることができます。
また、誰かと外で飲むとなると、お店を選んだり、終電を気にしなければいけなかったりと、ちょっとだけ煩わしいこともありますが、最近は晩酌のタイミングでオンライン飲み会を開く、もしくは参加するという方々も増えています。
仕事をしていて大切だと言われるのが、「オンとオフを切り替えること」。何かに向かって一心不乱に考えることは大切ですが、考え過ぎてしまって落ち込んでしまったり、悩み過ぎてしまったりするのはあまりよくありません。
仕事モードをなんとなく引きずってしまっているときは、晩酌を嗜んで強制的にリセットしてしまうのもひとつの手です。明日もしっかり頑張れるように、とってときの癒しの一杯であり、その時間をじっくり楽しみましょう。
とある調査によると、晩酌もしくは家飲みするときに何を飲むのかという答えに対して、第一位は「缶ビール」。次いで「発泡酒や新ジャンルのビール」、「缶チューハイやサワー」、「ワイン」、「焼酎」という結果が出たそうです。
他にも、最初の一杯目はビールにして、そこから変えていく方や、食事のメニューによって何を飲むか決めるという方、「好きな濃さにできるから」という理由で、ハイボールやレモンサワーをご自身で作られる方も最近増えています。
厚生労働省が推進している国民健康づくり運動「健康日本21」というものがあるのですが、ご存知でしょうか。そのなかで「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度(週140g程度)と発表されています。
また一般的に、女性は男性よりもアルコールの分解が遅いため、男性の1/2~2/3程度の量が適当であるとされています。アルコール分解量は個人差があり、体調によっても変わりますが、ひとつの目安にしてみるのもいいかもしれません。
- ビール
- 500ml 中瓶1本
ロング缶1本
- 日本酒
- 180ml 1合
- ウイスキー
- 60ml
ダブル1杯
- 焼酎(25度)
- 100ml
グラス1/2杯
- ワイン
- 200ml
グラス2杯弱
- チューハイ(7%)
- 350ml
350ml缶1本
睡眠のメカニズムとして、人間は体温が下がるときに眠気が来やすいと言われています。お酒を飲むと血行がよくなって体温があがり、その後、急激に下がっていくのもあって、寝酒は非常に効果的。寝入りは非常によくなります。
ただ、寝酒をすると眠りが浅くなり、睡眠の質が落ちてしまうこともわかっています。深く眠れないのであれば、布団に入る3〜4時間前にはお酒を飲むのは控えておきたいところ。その分、お酒は晩酌で楽しみましょう。
晩酌の時間は、お酒と一緒に美味しい食事も楽しみたいもの。しかし、お酒を飲むと食欲が湧いてしまうため、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。そんなときは、食べる順番を意識してみましょう。
まず、1品目にはもずく酢やきんぴらごぼうといった「食物繊維が豊富なもの」、2品目にお肉やお刺身といった「タンパク質の多いもの」、3品目に唐揚げ、米や麺といった「脂質・炭水化物」の順で食べると、脂肪がつきにくくなります。
お酒やつまみにこだわったとしても、それを飲むためのグラスやお皿が味気ないと、せっかくの一品も少しさみしい感じがしてしまいます。あなたのお気に入りの食器類を探して、晩酌の時間を素敵に彩ってみましょう。
また、食器類だけでなく、照明の色にもこだわりたいところ。ぜひとも照明は「電球色」のものにしてください。電球色は、暖色系でオレンジっぽい温かみがあるので、料理をおいしく見せる照明と言われていますよ。
お酒はほどよく嗜めば素晴らしいものになるのですが、つい飲み過ぎてしまうこともありますよね。そんなときは、アルコールの毒性を弱めてくれるビタミンB1やビタミンCを摂りましょう。デザートにフルーツを食べるといいですよ。
また、週に1~2日は、肝臓を休ませるための休肝日を設けるようにしましょう。せっかくの楽しい時間で身体を壊してしまっては元も子もありません。いつまでも豊かな晩酌タイムを送れるよう、飲み過ぎには充分にお気をつけください。