日常に潜む様々な危険から身を守る
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危険から身を守ろう
私達の日常には、普段はあまり顔を出してこないものの、様々な危険が潜んでいます。なんてことのない毎日が、何かによって突然ガラリと変わってしまう……。あまり考えたくないことですが、その危険性はおおいにあります。
突然降りかかってくる危険から自分を、家族を守りたい。そのためにも、それらの危険から身を守る方法を事前に知っておくことが大切です。ここでは様々な危険から身を守る対策方法をシチュエーション別に見ていこうと思います。
感染症対策
感染症とは
感染症とは、細菌やウイルスといった病原体が体内に入ってしまうことによって、せきや発熱などの症状が表れる病気のこと。人から人へと感染するもの、動物や昆虫から感染するもの、傷口から感染するものなど、その種類は様々です。
また、感染しても症状がほとんど出ずに終わってしまうものもあれば、命に危険を及ぼすような感染症もあります。生活している中で、人間は常に何かに感染するリスクにさらされているため、日頃から対策を取っておくことが大切です。
感染症の種類
感染症と聞くと、風邪やインフルエンザといったものを自然と思い浮かべる方も多いかと思います。風邪やインフルエンザは、接触感染や飛沫感染が原因で起こるものなのですが、感染症はこれだけではありません。
ウイルスに汚染された水や食べ物を摂取したことで起こる食中毒や、水虫(足白癬)や爪白癬といった皮膚はもちろんのこと、骨や脳、脊髄などにも感染症がおこります。人間の身体のあらゆる場所に感染症はおこりうるのです。
細菌とウイルスの違い
感染症の原因になる細菌やウイルス。つい同じようなものだと認識してしまいますが、これらは別物です。たとえば、大きさについて。細菌の大きさが1マイクロメートルなのに対し、ウイルスはその千分の一である1ナノメートルです。
他にも、細菌は自ら栄養を摂取し細胞を分裂させて増殖することができますが、ウイルスは単独では増殖できないため、人間や動物の細胞内に侵入しなければならないなど、個体としてかなり異なっています。
感染症から身を守るために
基本は手洗いうがい
外から帰ってきたら必ず手洗い、うがいをしましょう。とても基本的で当たり前のことではありますが、この当たり前を習慣にすることが感染症から身を守る第一歩です。
免疫力をあげる
十分な睡眠時間の確保や、バランスのいい食生活、適度な運動やストレスの発散など、心身ともに健康的な生活を送ることで、自分の身体の免疫力を高めましょう。
衛生面に気をつける
部屋の換気や、室内の温度・湿度を調整して、ウイルスが生息しにいくい環境にしましょう。また、ウイルスの繁殖しやすい調理器具なども除菌剤で綺麗にしましょう。
災害対策
いつ起こるかわからないからこそ
日本は言わずと知れた地震大国。全世界で起こったマグニチュード6以上のうち、その約2割が日本で発生しています。また、近年は異常気象による水害も増加していて、様々な災害が私達の身の回りで起こっています。
最近は地震や水害に関しての予測システムもかなり発達してきています。しかし、それでも天災はいつ起こるかわかりません。だからこそ、いつ災害が起こっても大丈夫なように、常に対策をしておく必要があります。
事前に話し合っておこう
たとえば、深夜や早朝など、家族全員が家に揃っている時間であれば一緒に避難することもできますが、家族が離れているときに大災害が襲ってくる可能性は十分にあります。そのためにも家族で“ルール”を決めておきましょう。
たとえば、緊急避難場所を決めておく、災害用伝言ダイアルの使い方を調べておくことはもちろん、免許書番号やキャッシュカードの番号といった大切な情報をメモしてまとめておくことなど、家族の情報を把握しておくことも大切です。
災害別対策まとめ
地震対策
冷蔵庫や本棚といった背の高い家具は転倒防止グッズで固定、窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておきましょう。避難袋は枕元の近くに置いておくのがベストです。
火事対策
寝具やカーテンなど、燃えやすいものは防炎品を使用しましょう。また、コンセントとプラグの間にほこりが溜まって発火、火事に繋がるケースも増えているので要注意。
水害対策
下水が大雨を処理しきれなくなることで、キッチン、風呂場、トイレの排水溝が逆流する危険性があります。外からの浸水だけでなく、排水溝も土のうなどで塞ぎましょう。
セキュリティー対策
悪意のある犯行から身を守る
病気や災害といったものだけでなく、放火や空き巣といった悪意のある行動からも身を守らなければいけません。「ウチは大丈夫だろ」とつい過信してしまうところもありますが、セキュリティー対策も常日頃気をつけたいところです。
なかには「別に盗られて困るものがない」と言う方もいらっしゃいますが、たまたま空き巣犯と遭遇してしまい、命の危険にさらされることもありますし、無事ではあったものの、精神的な傷を受けることもありますので注意が必要です。
空き巣被害にあいやすい場所/行動
空き巣被害は、事務所や商店といった場所よりも、人が住んでいる住宅のほうがが多く、そのなかでも圧倒的に狙われているのが、一軒家」。隣と密接していない場所のほうが、泥棒側にとって都合がいいようです。
また、SNSの使い方にも要注意です。たとえば「いま○○に来ています」といった類いの投稿をしているところを見つけて、家が留守であることを確認するという手法も増えてきています。投稿する際には十分に気をつけましょう。
空き巣対策で重要なこと
空き巣被害にあわないためにも、不審者が近づきにくいような環境にしましょう。防犯カメラの設置や、もし家の周りに植木があれば、背を低くして周囲から見通しをよくしておくこと。敷地内に音の出る砂利を巻くのも効果的です。
また、壊されにくい鍵にしておくことや、侵入経路として多いガラス窓の対策として、防犯フィルムを貼ったり、防犯ガラスに変えたりしておくことも大切。窓ガラスを動かすと作動するセンサーアラームを取りつけることもおすすめです。
様々な危険から
身を守るために
前述の通り、私達の日常生活には様々な危険が潜んでいます。それらには十分に気をつけておきたいところですが、神経質になりすぎてしまうと、それはそれで気疲れしてしまい、警戒心が下がってしまうこともあります。
そのためにも重要なポイントをしっかりと守り、適度に警戒しておきましょう。“備えあれば憂いなし”という通り、平和な日常生活を送るための安心材料として、危険から身を守るための対策法を準備、実践することが大切だと思います。
安心・安全な生活を過ごすためにも 事前対策をお忘れなく。