心も身体もしっかり癒す お風呂特集 適温って何度? 身体を洗う順番って?お風呂に関するちょっとした疑問も解決!

毎日の日課だからこそ、
お風呂の時間を大事にしよう!

お風呂に浸かろう

くたくたに疲れていても、あまりそうではないときでも、1日の終わりに欠かせないのがお風呂の時間ですよね。
みなさんはお風呂に入りながらどんな過ごし方をされているでしょうか。

さっと浸かって出てしまう方もいらっしゃると思いますが、長風呂が好きな方は、マッサージをしたり、読書をしたり、スマートフォンを持ち込んでゲームをしたり、映画やドラマを観たりして過ごしている方も多いでしょう。

忙しくてシャワーで済ませてしまう方も多いと思いますが、お風呂は毎日欠かさずに入るからこそ、有意義な時間にしたいもの。ここでは湯船に浸かるといいことや、おすすめのお風呂タイムの過ごし方をご紹介していきます。

湯船に浸かることで得られるたくさんのいいこと

疲れがとれる

湯船に浸かることで得られるメリットとして最も有名なことですよね。
感覚的には「湯船に浸かると疲れがとれる」なのですが、正しくいうと「湯船に浸かると“血行が促進して”疲れがとれる」ということです。

身体が温まって血行が促進することによって、体内に溜まっている老廃物や、肩こりや腰痛の原因でもある疲労物質が身体の外により早く排出されます。それによって、身体が回復するのが早くなるというわけです。

血行を促進するために一番いいことは湯船に浸かることですが、夜にシャワーを浴びるだけでも疲れは多少半減されますよ。首や肩や腰など、疲れているなと思うところを温めてあげるとより効果的です。

寝つきがよくなる

人間の身体は、身体の芯の部分の温度(=深部体温)が下がるときに眠りに入りやくすなる構造になっています。それもあって、眠る前にお風呂に入って身体を温めておくと、すっと眠ることができる、というわけです。

また、身体をしっかりと温めておくことで寝つきがよくなるだけでなく、しっかりと熟睡できるようになるので、翌朝に起きたときのすっきり感がまるで変わってきますよ。ぜひお試しください。

身体の疲れもしっかりとれて、代謝もあがって、熟睡感も得られて、さらにキレイになれる。しかもそれがただお風呂に入るだけでいいという簡単なものとなると、これはもう湯船に浸かる以外の方法が見つかりません!

基礎代謝があがる

基礎代謝とは、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保ったりと、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのこと。人間は年齢を重ねていくとともに、自然と基礎代謝量が下がっていきます。

その結果、太りやすくなってしまったり、身体の機能が低下してしまったりするわけですが、湯船に浸かって血行を促進させること、または発汗効果のある半身浴を続けていくことで細胞が活発化し、基礎代謝があがると言われています。

身体の汚れが落ちやすくなる/むくみがとれる

疲れをとるだけでなく、美容面でもお風呂は大切です。湯船に浸かって身体を温めると、毛穴が開いて、詰まっている脂や汚れが浮き出てきたり、皮膚の表面に付着している老廃物が柔らかくなったりして、身体の汚れを簡単に落とせます。

また、お風呂に浸かっているだけで、身体には自然と水圧がかかります。この水圧のことを「静水圧」というのですが、静水圧にはマッサージと同じ効果があると言われていて、その適度な刺激がむくみ解消にもいいとされています。

お風呂についての素朴な疑問

Q.ぬるめのお湯と熱めのお湯、どっちがいいの?
A.お風呂に入る「目的」によって変わります。

ここまで、湯船に浸かることで得られるメリットとして、主にリラックス効果があることを挙げてきましたが、その逆で、人間はお風呂につかることで身体を覚醒させることもできます。どうすればいいのか。「熱いお風呂」に入りましょう。

たとえば、疲れを取ろうと思ってお風呂に入ったら、逆に疲れてしまって、なんだか目も冴えてしまった……という経験をしたことがある方も多いかと思います。その原因は、あなたにとってそのお湯が熱かったからなんです。

なので、もしあなたがお風呂に入ってリラックスしたければ「ぬるめのお湯」、シャキっとしたければ「熱めのお湯」と、自分がどうしたいかによって温度を切り替えるようにしましょう。

  • ぬるめのお湯:リラックス効果がある。夜寝る前にオススメ。
  • 熱めのお湯:覚醒効果がある。朝風呂や朝シャワーにオススメ。
Q.適温って何度なの?
A.基礎体温+αで考えましょう。

何に関しても言えることですが、人間には「個人差」があります。その個人差=個性みたいなところにつながってくるのですが……その話は置いておいて、人間が心地よく感じる温度である「適温」も人によって変わります。

お風呂の適温は、基礎体温から考えるのがいいとされています。目安として、その人にとってぬるめのお湯と感じるものは、基礎体温+2~3℃ぐらい、熱めのお湯と感じるものは、基礎体温+5~6℃ぐらいです。

また、適温の感じ方は、体温だけでなく、気温にも関係があります。それが夏なのか、冬なのかといった季節によっても適温は変わってきますが、基本的には前述した+αの温度を覚えておいて、細かく調整するようにしましょう。

  • ぬるめのお湯:基礎体温+2~3℃
  • 熱めのお湯:基礎体温+5~6℃

正しいお風呂の入り順&使いたいアイテム5選

洗うのが先か、浸かるのが先か──
お風呂で身体を洗うときに正しい順番をご説明、またそのときに使いたいアイテムをご紹介します!

1.湯船に浸かる

シャワーで身体を軽く流してから、湯船で身体を温めて汚れを落としやすい状態にしましょう。そのときに自分の好きな入浴剤を入れてリラックス効果などをアップ!

入浴剤

2.頭を洗う

シャンプーやリンスに含まれる成分が皮膚に残ってしまうと肌荒れの原因になるので、まずは頭から。汚れを落とした後に、潤いも与えてあげましょう。

ヘアケア

3.身体を洗う

ゴシゴシと力を入れて洗うと、メラニン色素が沈着してシミの原因になります。石鹸類はしっかりと泡立てて優しく洗いましょう。洗った後の保湿も大切ですよ!

ボディケア

4.顔を洗う

最後に顔を洗って、シャンプーやリンスの残りをきれいに流し落としましょう。ちなみにメイクをされている方は、湯船に浸かる前にしっかりと落としてくださいね。

洗顔料

5.身体を拭く

お風呂に入ってサッパリしたのはいいけれど、なんだかタオルから嫌なニオイが……となったら気分も台無し。生地がくたびれてきたら新しいものに変えましょう。

タオル

お風呂に浸かって身体も心も休めよう

試しに10分間だけ浸かってみる

「湯船に浸かったほうがいいのはわかっているけど、どうしてもめんどくさくて無理!」というときもありますよね。確かにめんどくさいですよね(苦笑)。でも、もし疲れているのなら、無理をしてでも10分だけ浸かってみましょう。

基本的に、お風呂には10分間浸かるだけで効果があると言われています。逆に、長風呂は肌の油分を落としすぎてしまうということも……。長風呂好きの方は、入浴後のメンテナンスをしっかりしてあげましょう。

お風呂に浸かる時間があるのであれば、他にやりたいこと、もしくはやらなくてはいけないことがあるときもあります。しかし、そんなときこそリラックスすることが大切。休めるときに心と身体をしっかりと休ませてあげましょう。

あなただけの、あなたならではの
お風呂タイムを楽しんでみてください!